国土交通省は、2012年度から試験的に公表する予定の不動産価格指数の概要をまとめた。それによると、マンションや戸建て住宅地などの取引事例データを基に、2008年4月を100として毎月の指数を示す「速報版」と指数の対象を詳細にした「確報版」を作成。まずは全国、ブロック別、都市圏別に「速報版」を公表する予定だ。ただ、指数の算定方法については、今回試算した方法を見直して公表までに指数の信頼性を高める。
同省は2月27日、今年度2回目となる「不動産価格の動向指数の整備に関する研究会」を開催し、試算した指数について検討した。
速報版の指数は「マンション」と、住宅用の更地や戸建て住宅が建てられている建物付住宅地などを含む「宅地」と2つを合わせた「住宅総合」を公表。一方、確報版では「マンション」、「更地」、「建物付住宅地」と3つを合わせた「住宅総合」の4指標を集計する。速報版では、宅地の詳細が不明なため、詳細は確報版で示す。
2012年3月1日付け7面から記事の一部を抜粋
この記事の続きは本紙でご確認ください 【購読申込】