2017年03月31日 |
日本木造住宅産業協会(木住協、市川晃会長)は15日、独立はり部位において2時間耐火における性能評価試験に合格、5月にも大臣認定取得のめどがついたことを発表した。木住協では平成27年12月から木造軸工法による2時間耐火構造の大臣認定を取得してきたが、「部分的ではなくパッケージ的に主要構造部分での大臣認定を取得でした」(木住協)ことにより、1時間耐火では4階まで可能であった木造建築の設計が2時間耐火では最大14階まで設計が可能となる。今後は現在、取得している認定部位以外についても検討するほか、実際の物件を想定し、高層化に対応可能な高耐力な耐力壁や接合金物の開発にもメーカーと共同で着手していく。4月からは2時間耐火構造講習会が行われ、受講修了者には大臣認定書(写し)の提供を開始する。