国産材品質表示推進協議会SSDプロジェクト、球磨スギ平角のJAS機械等級区分製材を供給

国産材品質表示推進協議会SSD(スーパー・スモークド・ドライ)プロジェクト(中村暢秀会長、事務局=紅中西部営業部内)は6日、大阪で「国産スギJAS機械等級区分製材 球磨杉 Jポスト(構造用製材 正角)・Jビーム(同 平角)供給開始記念講演会」を行った。

Jポスト・Jビームの性能は共にE70以上・SD20以下(Jビームで梁背390ミリ以上はE50以上・SD25以下)で今月中旬からプレ供給を開始、2015年春をメドに受注~納品のリードタイム約2週間の本格的な供給体制を整える。

供給エリアは紅中西部営業部の営業エリアである関西・近畿が中心。3階建てなど構造計算が必要な物件や公共建築物対応としての需要を想定しており、このうち公共建築物対応の充実として来春までにJビームで長さ8メートル商品のラインアップを整える予定だ。

近年、都市部やその近郊で事業を行う地域工務店の間で、工業化住宅との差別化要素として国産ムク材を構造梁の現しで使用することを望む傾向が出ている。しかし、市場で安定的に調達できる国産JAS製材品が少ないため、多くが集成材を使い代替しているのが現状だ。

また、今後出始める公共建築物がらみの木造需要は、構造強度担保の必要から、物件の構造計算が必須条件になるとみられている。Jポスト・Jビームの供給は、こうした市場ニーズに寄与することになる。

2014年11月13日付3面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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