2016年09月15日 |
4月の熊本地震以降、ケイミュー(大阪市中央区、野浦高義社長)の軽量厚型屋根材『ROOGA』(ルーガ)に注目が集まっている。
秀光ビルド(石川県加賀市、本間航也社長)が7月に『ルーガ』を標準仕様としたほか、複数の大手ハウスメーカー系リフォーム会社が今秋にもラインアップに『ルーガ』を加える方向だ。
大規模地震の発生と耐震関連商材に向けられる関心の度合いは連動するものだが、東日本大震災では津波と液状化の被害に耳目が集中。地震動による躯体被害の要因が社会問題化することはなかった。
しかし、熊本地震では、2回の震度7で築年数の浅い住宅にも大きな被害が出たため国が原因究明に乗り出すなど、地震動に対する戸建住宅の躯体性能が真っ正面から問われる環境を生んだ。
熊本地震発生前後の『ルーガ』の状況を取材した。