【年頭所感2019】芳井敬一大和ハウス工業社長、創業100周年に向け積極精神で

芳井敬一社長芳井敬一社長

昨年は北海道や大阪で大地震が発生し、西日本を中心に記録的な豪雨や台風に見舞われ、多くの尊い命や財産が奪われるなど、災害の多い年でした。被災者の皆様には心からのお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興・復旧を願っております。

わが国を取り巻く情勢は、米中両国が相互に追加関税を発動する貿易戦争を機に、世界経済が混沌としています。

国内においては、企業の旺盛な設備投資意欲から民間需要がけん引する形で持続的な経済成長を記録していますが、一方で個人消費に関しては経済の先行き不安から消費が伸び悩むなど、足踏み状態が続いています。

このような時こそ、私たちは基本に立ち返り足元の事業を固めるとともに、将来の当社の夢である「創業100周年の2055年に売上高10兆円」の目標達成に向けて、積極精神で事業に当たらなければなりません。

本年は5月に新たな元号がスタートし、9月には「ラグビーワールドカップ2019日本大会」が開催され、10月には消費税増税が施行されます。当社も4月から「第6次中期経営計画」の初年度を迎えることとなります。

このように本年は新たな次代の幕開けとなりますが、私たちが達成しなければならない課題が3つあります。

1つ目は、増税に対する”備え”と増税後のお客さまへのきめ細やかな提案と対応です。

スポーツも事業も結果はすべて準備で決まります。私たちの当面の目標である売上高5兆円を早期に達成すべく、国内の各事業とも今まで以上に事業に磨きをかけてください。

2つ目は海外事業のさらなる飛躍です。未開拓市場に挑戦者として積極果敢に挑み、当社グループの強みである「インフラから街づくり、維持管理業務に至るまで、世界の多くの人々の役に立ち、喜んでいただける商品開発やサービスの提供に努め、世界に必要な企業」とならなければなりません。

そして3つ目はこうした成長に欠かせない個々のパワーアップです。

そのためには、「事業を通じて人を育てる」という我が社の社是とあわせ、何事にも常に前向きに”正対”することが重要です。是非新年から自己成長の目標を持って、一人ひとりが人や本、歴史などから学び、現状に常に疑問を抱き、持論を持って行動してください。

我々は積極精神で成長・発展して、今日の姿になりました。時代がかわる本年だからこそ、王道を歩み、勇猛果敢に挑戦し続ける年にしてください。

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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